13年前の1月17日朝6時前、何が起こったのかわからない状態でした。ベッドから振り落とされ、ガラス類の割れる音でやっと家が大きく揺れていることが分かりました。真っ暗な中、なんとか手探りで部屋をでて家族の無事を確認すると急に体が恐怖で震えだしたのを覚えています。玄関はつぶれ、外にも出れない状態。一つの部屋に家族全員が集まることで恐怖を和らげようとしていました。誰も言葉にはださなかったけど、頭の中には「もう一度揺れたらもうダメかもしれない・・・」という思いがあったはず。
ほんの数時間、、もしかしたら数十分のことだったかもしれません、でも何時間にも感じられた恐怖と緊張の時間でした。

結局震災の後、家族が一緒に住める場所を一時失い、どれほど家族が一緒に過ごせる空間が私にとって大切なものだったかということを初めて知りました。多くの方が住む場所を失い、精神的に不安定な状態と戦っている様子をテレビや新聞で見るたびに「安心できる空間」があるというこがどんなに大きく心の状態に影響しているか、またそれは「自分が自分でいられる空間」であることを深く感じたのでした。
「心が健康でいられる空間」、という言葉が頭の中に浮かびあがり結局インテリアの勉強をすることを決心したのは震災の被害も少し落ち着き生活ももとに戻り始めた頃でした。その後の2年間は仕事をしながらかなり一生懸命勉強しましたね。自分でもこんなに根性があったんだとびっくりするくらい(笑)平均睡眠毎日2〜3時間でも平気だったですよね。今だったら絶対無理ですけど・・・・
でも残念なことに学校では室内のコーデイネーションは「機能性」や「無難さ」が優先され、一度、色彩と心理状態の関係に注目して考えたコーディネーションを講師から否定されたことに納得いかず結局海外のインテリアの状況を見に行くことにしたのでした。当時からホリスティックなことも興味があったので、イギリスならアロマセラピーも本場だし、日本で勉強したたカラーセラピーの本校もあるし、チャンスがあればこの分野も勉強できるかも、、、とぼんやり思って行き先はイギリスに決めたのでした。 でも、インテリアの仕事をしていた時は他のことをする余裕は全くありませんでしたけどね〜。
今思うとあの大きな出来事がなければ、インテリアの勉強を始めたり、海外へ行こうなんて思いもしなかったと思います。特に海外は全く興味がなかったし、英語は大嫌いでしたからね〜(笑) 今でもあまり変わっていませんけど・・・

多くの人の心に大きな痛みを残した大震災、ご家族や親しい人を亡くされた方の悲しみは今もなお消えることはないと思います。私もあの日の恐怖は忘れられません。今でも少し建物が揺れただけで、一瞬にして体に恐怖が走ります・・・・。夜眠っていても少しの振動でさえ目が覚めます。でも毎年この日がめぐってくるたびに、当時を思いだしては悲しみや恐怖に気持ちをフォーカスするのではなく、自分や家族がこうやって今も生きていられることに、そして多くの人の助けがあったからこそ今自分がこうやっていられることを改めて感謝することにしています。
たまに「なんでイギリスになんか来ちゃったんだろ・・・」なんて思うこともあるけれど、これも私が選んだ人生。生かされていることに感謝しながら精一杯幸せになろう・・・
今日はかなり長くなってしまいました。
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